そのハミガキ粉の名は・・・

先日レジ締めの途中に気がつくと、いつものお客さまが私の所に立っていました。

そのお客さまは70代くらいの男性で、いつも帽子をかぶっています。
日によって帽子は変わるのですが、いつもよくお似合いで・・・

以前私に、最近娘さんが脳梗塞でたおれて一命は取りとめたけど
半身がマヒしてリハビリのために入院していると話していました。

父が一年半前に亡くなった時に、いろんな状況が重なり眠れなくなりました。
食欲もなくなり、一時は精神的にも疲れてしまって、私は二か月で体重が8㎏減りました。

それまで気づかなかったのですが、ある時カガミを見たらほおの肉がそげています。
化粧をするので毎日カガミを見るのに、ここまで見た目に異変が起きていると
気づかなかったことにガク然としました。

それから色んな人の励ましや優しさのおかげですぐに回復し、今に至っています。

あの頃の話は後日書きますが、その時に心配して声をかけてくれた方が、このお客さまでした。

ふだんから何かとかまってきてたのですが、体調を崩したときは
「カラオケ行こうか?一緒にご飯でも行こうか?」と笑わせてくれました。

そんなお客さまがレジの休止板を立てているのにやって来ました。

「もう終わりなの?」と言うので
「申し訳ございません、もう閉めたんですよ」と説明しました。

すると

「娘がこれを買ってきてくれって言うんやけど。これで良いんかな?」と
ハミガキ粉とハブラシを出してきました。

よく見るとハブラシは合っていましたが、ハミガキ粉は少し違っています。

「これがちょっと違いますね。これのシリーズで白い箱のですよ」と、緑色の箱を指さしました。
精算の途中なのでレジを離れるわけにもいかないので、説明だけしてお客さまに任せました。

一連の作業を終え、その後が気になったので事務所に行くときに
ハミガキ粉のコーナーに回っていくと、お客さまは商品を手に取って見ているところでした。

のぞき込むと

「これかなぁ?」と白い箱を差し出しました。
「コレですコレです」

お客さまはホッとした表情をうかべて
「良かった~助かったわ」と。

精算のカゴを持っているのを見ると
「もう終わり?」と、また聞いてきたので
「はい」と答えると
「ご飯食べに行こうか?」と言い、私が笑いながら答えを探していると
「あかんなぁ、こんなことばっかり言うから」と笑っていました。

そして「ありがとね~」といつもの調子でした。

私はほっこりした気持ちになり事務所に行きました。

ハミガキ粉になぜくわしいかと言うと、実は私が愛用しているものと一緒だったからですw

ほんのちょっとの出来事でも、お役にたてれば嬉しいですね。

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